「とにかく家にあるだけ出せ」エスカレートしていった献金要求「摂理、摂理って」

和歌山市に住む天地正教の元信者である、80代夫婦と義理の娘。旧統一教会で「摂理」と呼ばれる、さまざまな計画を実現するためとして、献金を求められ始めたといいます。要求はしだいにエスカレートしていきました。
(天地正教・元信者 夫)「“とにかく家にあるだけ出せ”ということなんですよ。献金のたびに“摂理”。韓国・清平で館を作るとかね、費用のいる、お金のいる話」
(天地正教・元信者 妻)「“ワールドセンターの摂理”とか、そういうのを“摂理、摂理”って」
夫婦によると、献金額は2億円を超えるということです。保険を次々に解約し、それでも足りず、消費者金融などから借金を繰り返していきました。
(天地正教・元信者 妻)「慌てて“やってあげなあかん”と思って、恥ずかしい思いしてキャッシュコーナーに行って、お金つくって30万円ほど、精いっぱい出して。プロミスも行った。武富士も行った。震えてくるんよね。そこらから見られているような感じで」
夫婦は1999年に韓国へ渡り、文鮮明氏から“祝福”を受けました。
一方、その前年に、「弥勒菩薩が文鮮明氏である」との宣言をした2代目教主・新谷静江氏が、天地正教を去っていたことが分かっています。なぜなのでしょうか。














