親が直面“不登校離職”の現実

ほかにも、「学校生活にやる気が出ない」「生活リズムの不調」など、理由は様々。柔軟なサポートが求められる親にも、負担がのしかかります。

小学生の父親
「答えがないんですよね、本当に。だからって手放しにできないし、やれることをやるしかない。子どもがそうなった時に、親も相当ストレスを感じる。親たちのケアもないんですよね、自分で調べて自分でケアする」

井上代表
「お父さんとお母さんが安心安全を感じていることが、子どもにとっての安心安全だろうし、お父さんお母さんが笑顔で自分に接してくれるっていうことが、子どもの幸せ」

不登校の子どもを持つ親、約400人を対象に行った調査では、4人に1人が離職や休職をせざるを得なかったという結果に。この調査を行ったNPOの代表は、「働きながら不登校の子どもを支えられる社会づくりが必要だ」と訴えます。

企業向けのセミナーでは...

NPO法人キーデザイン 土橋優平代表
「子どものことで悩んでいるのは親御さんなんですね。『何でこうなったんだろう』と最終的に自分自身を責めるようなことが多い。不登校は親のせいでも、子どものせいでもありません。『私に何かできることはないかな』と、そういう視線で、ぜひ親子に関わってもらえるとうれしいです」