ライオンにゾウ…サーカスなどで観客を魅了する動物たち。
しかしいま、伝統の形が変わりつつあります。動物愛護の観点から、変わる形を見ていきます。

ライオンがロボットに!?サーカス団の新たな試み

イギリスで209年続く、老舗のサーカス団「パウロス・サーカス」。

現れたのは、ライオンに似せたロボット「アイオン」。ピエロとハイタッチをすると、目の前のフラフープを見事にくぐり抜けます。

さらに、逆立ちも披露。

2018年から2020年にかけて、イギリスでは動物愛護の観点から法律が施行され、一部のサーカスでライオンやゾウなど野生動物を出演させることが禁じられています。

「伝統を未来へつなぎたい」

パウロス・サーカスは古き良き時代のサーカスの魅力を感じてもらうため、1年近く試行錯誤したといいます。

パウロス・サーカス ケニー・ダーネル代表
「かつてサーカスに欠かせない存在だった懐かしい動物の存在を取り戻したかった。そういう形でサーカスの伝統にまた息を吹き込むことができた。みんなが楽しんでくれたら嬉しいよ」