世界遺産でも伝統に変化
南波キャスター:
ヨルダンの世界遺産「ペトラ遺跡」は“岩の芸術”とも言われていて、綺麗で1日では見て周れないぐらい広大で歴史のある遺跡です。
2019年時点では、遺跡を見学するのは馬車が主な手段でしたが、現在では、電動カートになりました。
その背景は、馬車の車輪が渓谷の岩壁に当たるのを防止する目的でした。電動カートにしたことによって、障害のある方や高齢者も訪れやすくなりました。
馬車の方が風情があると思ってしまいますが、電動カートのメリットもあり、岩の間を通っていくときにぶつかってしまい、遺跡に傷をつけてしまうということを解決できているということです。

世界の動物愛護に詳しいアニマルライツセンターの岡田千尋代表は、「歴史や伝統の中で動物が必要とされてきたが、動物の保護・保全の観点からは、形を変えていくべきではないか」と話していました。














