観客を魅了する動物に変化 新たな魅力と技術とは?

南波雅俊キャスター:
世界55の国と地域で、サーカスへの動物の出演が条例や法律で禁止されています。

ドイツでは、約90の都市でサーカスへの動物の出演は禁止されています。その中でも、サーカス団「ロンカリ」は、2018年からすべての演目で動物を出演させていません。

ただ、サーカスで子どもたちを魅了するために、動物は欠かせない存在だったということで、「3Dホログラム」で登場させています。11か所から機械で光を当てて、動物を映し出しているそうです。

動物がいないことも新たな魅力になり、観客からは「動物がいなくても見事なアクロバットだ」という声もあるということです。

かつて動物が出演していた頃は、色々な課題もあったそうです。

「動物がサーカス団と一緒に各地に移ることが負担になっている」「都市部で開催する場合、大きな象をどこに囲い、運動させておくのか」などといったことが大きな課題になっていたそうですが、ホログラムでそれも解決したということです。