地上からおよそ400キロ上空を周回する、ISS。無重力空間での科学実験や技術開発などを担っています。

(若田光一さん)「科学的な実験で新しい薬を作るとか、新しい材料を作るとか、月や火星に行く技術を宇宙で実証するとか。宇宙の無重力でなければできない実験がたくさんあって、まだまだ新しいものがでてくる」

高校時代は野球部だった若田さん。無重力の空間でこんな挑戦も…

(若田光一さん)「ピッチャーとして投げたボールよりも速く飛んで行って、バッターボックスに立ちボールを打つ。この時点で“二刀流”だが、さらに打った打球よりも早く飛んで行ってキャッチできる。“三刀流”。
投げて打って守る、地上では大谷翔平選手もできないことが、宇宙ではできる」

宇宙に広がる未知の世界。時に癒しももたらしてくれます。

(若田光一さん)「仕事終わりや週末にゆっくり窓から美しい地球を見る。鹿児島を含め、美しい海に囲まれた日本のふるさとを宇宙から眺められるのは素晴らしい経験で、あっという間に時間が経ってしまうのが宇宙」