日本の主力ロケットH3の7号機。当初、種子島から今月21日に打ち上げ予定でしたが、天候不良で24日以降に延期となりました。

今回、搭載されているのが、新型宇宙ステーションの補給機「HTV-X」です。国際宇宙ステーション=ISSで使う実験装置や、宇宙飛行士の生活物資を届けます。従来の補給機「こうのとり」の後継機で、開発に10年、およそ360億円かけられました。

国際宇宙ステーション=ISSの元船長で、鹿児島にもゆかりがある宇宙飛行士の若田光一さん。先週、宇宙ビジネスに関するイベントで鹿児島を訪れた際に、今回の打ち上げへの期待と宇宙の魅力を聞きました。

(若田光一さん)「日本の宇宙開発を切り開いてきたのが、この鹿児島」

宇宙飛行士・若田光一さん(62)です。1996年に初めてスペースシャトルに搭乗。5回の宇宙飛行を経て、2014年に日本人で初めて国際宇宙ステーション=ISSの船長を務めました。

宇宙滞在日数は通算504日で、日本人最多です。

父親は鹿児島県の曽於市出身で、若田さんも幼いころから鹿児島に足を運んでいました。

(若田光一さん)「大隅には小さいころから何回も行っていた。宇宙飛行士になってからも種子島や内之浦に行かせていただいて、父親のゆかりの地で仕事ができて本当に幸運」