マッチングアプリで知り合った人からカネをだまし取られる詐欺被害がありました。米沢市の男性が、およそ400万円をだまし取られました。

警察によりますと、今年7月18日、米沢市に住む40代の男性が、マッチングアプリで「由美」という女性と知り合いました。男性はLINEでやり取りをするようになり、徐々に好意を抱きました。

するとそれを察したのか、由美から「私はあなたを恋愛対象としています」などとメッセージが送られてきました。

さらに「あなたの未来のために貯蓄は必要」などというメッセージも送られてきて、暗号資産の購入を勧められました。

男性は由美に教えてもらいながら暗号資産の取引所に口座を開設し、7月22日から8月7日までの間、5回に渡り指定されたアドレスに暗号資産あわせておよそ337万円分を送金しました。

しかしその後、由美からさらに暗号資産を送金するよう指示されたことから不審に思い、警察に相談して被害がわかりました。

これについて警察は、交信を重ねるなどして信用させカネをだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」の手口だとして、注意を呼びかけています。