連日クマの目撃が止まらない山形県内。
きょうも新庄市や鶴岡市、米沢市などで目撃されました。
クマの目撃件数は去年の4倍を超える1522件で統計開始以来最多の記録を更新し続けています。
警察と市によりますときのう午後9時55分頃、新庄市金沢でクマ1頭が目撃されました。体長はおよそ50センチと見られています。

場所は、新庄市立日新小学校から南東に350メートルほど離れた場所で、新庄まつりの山車を保管する小屋の近くだということです。

クマの出没を受けて、日新小学校では保護者が連れ添っての登下校に切り替えていて、休み時間や体育の授業ではグラウンドの使用を控えるなどの対応をとったということです。
さらにきょう午前6時55分ごろには鶴岡市羽黒町仙道の柿畑でクマ一頭が目撃されました。クマは体長およそ1.5メートルで、その後の行方は分かっていません。

また米沢市の八幡原の工場が立ち並ぶ一角でも体長およそ1メートルのクマ一頭が目撃されるなど、各地で目撃が相次いでいます。
県によりますと、今年県内でクマが目撃された件数は、今月12日時点で1522件に上り、統計をはじめた2003年以降最多の記録を更新し続けています。

県や警察は、クマが目撃された地域では付近にクマが潜んでいる可能性があるため、外出の際は注意するよう呼びかけています。