居抜き物件は“争奪戦” ボロボロで使用感があっても売れる

栄地区全体でいま増えているのは、若者をターゲットにしたバー。内見に同行すると…

(エリー社長)
「バーですね。こちらは居抜きの状態。(備品もあって)このまますぐに始められる。いま、居抜きの物件がすごく人気。初期投資が少なくて済むので」

こちらの物件は、広さ72平米で家賃は16万5千円(栄5丁目)。内見に訪れたのはシーシャバー(水タバコの店)の出店を考える男性です。

(内見に来た男性)
「女子大エリアでやりたいと、いろいろな物件を見ている」

こういった繁華街にある物件は、いま売りに出ればすぐに契約が決まる“争奪戦”が起きているといいます。

(エリー社長)
「いい立地にある物件は、中がボロボロで、使用感がすごくあっても(一部屋)500万円から1000万円近くで売買されているのが現状」

外に出ると、錦三でこれから4次会という建築業界の男性に会いました。

「男だけで集まって、気心知れた人で一緒に頑張りましょうというのが仕事でしょ」

不安定な景気の中、店の入れ替わりが激しくなっている名古屋の夜の繁華街。しかし形は変われど、その“街の灯”が消えることはなさそうです。