しかし、6年前の災害で環境は一変します。

柳見澤宏さん:「ここに今収めてあるんですよ。ミニバスで使っている子どもたちの備品はこんな形で収められている。水の力でこれがこういう風に出されてここにあったボールが向こうに流されていた」

堤防の決壊場所からおよそ1キロメートルの場所にある体育館は、当時、1メートル以上浸水しました。


保管していたボールやケースなど、あやゆる物が水に浸かり、その場に立ち尽くすしかありませんでした。


柳見澤宏さん:「もう涙が出ましたよなんでここがこうなっちゃうんだと。ここをどういう風に再生できるのか、そのことを思い描けなかった」

当時、チームにはすぐにボールなどを買い替えるお金はありませんでした。
途方にくれる柳見澤さん。立ち上がったのが、当時の保護者会のメンバーです。