2019年に発生した台風19号災害から6年が経ちました。長野市長沼で被災し、一時活動休止を余儀なくされたスポーツクラブがあります。復活を遂げるまでの軌跡です。

2019年10月13日、台風19号により、増水した千曲川が氾濫。長野市の長沼地区は大規模な浸水被害を受けました。
柳見澤宏さん:「(ガラガラ扉あける)被災した当時はここのところへ30センチの土がずーとなっていて」

被災から6年、この日、長沼小学校の体育館を訪れた柳見澤宏さん74歳。長沼地区を拠点とするスポーツクラブの運営を続けてきました。

バスケットボールチーム「NSCT長沼ミニ」。
長沼地区、そして同じく大きな被害を受けた豊野地区などに住む小学1年生から6年生までの60人以上が在籍しています。

柳見澤宏さん:「子どもたちの動きは希望の塊。子どもたちの動きが地域の活性化につながるということはやりながら感じる」
柳見澤さんたちがクラブを立ち上げたのが25年前。地域の人と人のつながりを深めるスポーツの力を信じたのです。