近畿大学は新キャンパスの開設に伴い、病院施設と医学部を堺市に移転します。

 11月1日の開設を前に報道公開されたのは、堺市の「近畿大学おおさかメディカルキャンパス」です。

 建物の老朽化により大阪狭山市にある大学病院と医学部を新キャンパスに移転、来年4月には看護学部を新設します。

 大学病院にはこれまでと同じ35の診療科を設け、手術支援ロボット「hinotori」(ヒノトリ)のほか、検査と手術を同時に行うハイブリッド手術室を増設します。

 また日帰りの抗がん剤治療をすすめるため、大規模な通院治療センターを設置するということです。

 (近畿大学病院 東田有智病院長)「大学病院と言ったら高度先進医療なんですよね。しかし南大阪全域を担うんだということを考えると、地域の人も受診しやすい環境を整えないといけない。それを目指している」

 病院の外来診療は11月6日に開始予定です。