故・岡本喜八 監督
「大変事実の重みっていうものを感じましてね。僕自身の作家というものが、あの潜り込む余地がなかったじゃないかとそういう苛立たちさっていうものを感じましたけども」

21歳で終戦を迎え、生涯反戦を貫いた岡本喜八監督は、終戦から60年となった2005年、帰らぬ人となりました。
終戦から80年となった今年も、岡本監督は生まれ育った米子の地で眠っています。
岡本真実さん
「怒っちゃうでしょうね。平和になっちゃってちょっと怪しいみたいなこと言ってるでしょ。
多分努力してやらないといつでもなくなっちゃうものなんだよっていう、後悔しても、いつも何か巻き込まれてっちゃうから庶民の生活っていうのは犠牲なるのは若い人だから」

残念ながら岡本監督の口から戦後80年について聞くことはかないませんが、その作品に込められた思いは色あせることなく、今も私たちに平和を問いかけ続けています。
故・岡本喜八 監督
「8月15日をお盆と答える人が多いわけですよね。激動した揺れ動いた地面にいかに足を踏ん張れるかこれだけで済んだと思いますけどね。ただあの、やっぱりこんなにちょっと平和すぎちゃうとね、なんか僕らは平和平和つっててもやっぱり地球上のどっかでね血が流れたり銃声が聞こえてるから大変危機感を感じますけどね」

















