半年間の会期を終え、先ほど閉幕した大阪・関西万博。最終日となった13日も多くの人が会場に詰めかけました。

夢洲の夜空を彩る大輪の花。この光景が見られるのも13日で最後です。

そして、ドローンショーにはミャクミャクが登場しました。

「寂しいです。また日本での開催をお待ちしてます」

博覧会協会 十倉雅和 会長 
「大阪・関西万博は本日をもって閉会いたします」

6か月、184日間に及んだ大阪・関西万博。最終日となった13日も、夜明け前から人が殺到。

報告
「午前4時半すぎです。会場のすぐ隣にはオープンを待つ人ですでに長蛇の列ができています」

徹夜で開場を待つ人など1000人以上の行列が。そのため、入場時間を20分前倒しに…。

京都から
「朝並ぶの頑張りました」

大阪から
「朝来るときから泣きそうになって。最後だから寂しいです」

最終日もこの盛況ぶりで、さまざまな国が集まるコモンズ館では、感謝のメッセージがぎっしりと記されていました。

「なくなるのが寂しいです。ロスです。推し活がきょうで最後で悲しい」

そんな万博の“シンボル”といえば…

「みんな大好きって言ってくれて、すっごく嬉しいな!」

公式キャラクター「ミャクミャク」!

13日に行われた、ミャクミャクへの感謝状授与式では…

石破総理
「ミャクミャクはこれからもみんなの前に来てくれるよね」
ミャクミャク
「はーい!またみんなに会いたいな!ミャクミャクはいつでもみんなのそばにいるよ!ミャック ミャック」

今後、ミャクミャクのモニュメント2体は吹田市の万博記念公園に移設される予定です。

おなじく万博のシンボルだった大屋根リングは。

報告
「いま私が立っている場所、北東部分およそ200メートルが残される予定です」

維持管理にかかる費用の観点から、一周およそ2キロのうち、200メートルが保存される方針だといいます。

会期中の来場者は、12日の時点で2529万人を記録。ミャクミャク人気によりグッズ販売も好調で、運営収支は最大280億円の黒字に達するとみられています。

一方、さまざまな問題も浮き彫りになりました。

▼メタンガス検出(4月)
藤森祥平キャスター
「こちらがメタンガスが検出されたマンホールです。すぐ脇にキッチンカーが並んでいます。火を使わないなど安全管理を徹底して運営しているそうです」

▼レジオネラ属菌検出 噴水ショー中止(6月)
報告
「いつもならこちらで噴水ショーが開催されるのですが、きょうは何も始まらず中止となっています」

▼大阪メトロ運転見合わせ(8月)
8月には地下鉄が運行トラブルでストップし、最寄り駅が帰宅困難者で溢れました。

さらに、11の海外パビリオンで建設にかかわった業者への工事費が未払いとなっていて、一部が法廷闘争に発展しています。

閉幕後は、パビリオンの解体工事があり、再び未払いが起きないか、懸念の声も上がっています。