大手家具チェーン「IKEA」のレストランで販売されているホットドッグ「100円」。このお値段の裏に隠れている「ついつい買っちゃう心理学」のお話です。
“長居したいレストラン”が購買行動を呼ぶ!

出水麻衣キャスター:
100円のホットドッグなどが売られているIKEAのレストランは、スウェーデンの美味しい料理などが楽しめるだけでなく、広々としていて、雰囲気も気持ちいい場所ですよね。
このIKEAのレストランについて、人間の行動心理に詳しい明星大学心理学部の藤井靖教授は、「家族会議の場所」でもあると言います。
レストランで家族会議をして、店での滞在時間が長くなると、チラシを見たり、他の客が何を買っているかを目にしたりする機会が増えます。
藤井教授によると、これによって「あの人も買っているのなら、うちも買おうかな」と納得する時間が増え、ついついお財布の紐が緩んでしまうということです。
逆に一度家に帰ると「あの商品は本当に必要なのか」判断してしまうため、客の店での滞在時間を長くすることが重要だといいます。
実際に、ある調査では滞在時間が1%アップすると、売り上げが1.3%アップするという結果も出ているそうです。