◆《父親からのDV…“よってたかって”被害者を守る環境作り》
精神的に追い込まれているDV被害者にとって、大切なことは“心から“安心できる環境”を整えることです。
長年、DV被害者の支援に取り組む『女のスペース・おん』の山崎菊乃代表も、かつては子どもを連れて、シェルターに逃げ込んだ1人でした。
『女のスペース・おん』山崎菊乃 代表
「彼女が、彼のところに戻らないような、安心した状況を周りで、よってたかって作り出す。それは、私たち民間団体だけじゃなくて、行政、司法いろんな関係機関が被害者を守る」
この日、『女のスペース・おん』の事務所を訪ねてきたのは、父親のDVなどから逃げるため、4月にシェルターへと入居した、花さんです。
花さん(仮名・20代)
「私はそれこそ、小学生のときにまだ“モラハラ”という言葉がなくて…」
『女のスペース・おん』山崎菊乃 代表
「最近だよね、モラハラという言葉が知られるようになったのは」
花さん(仮名・20代)
「“不機嫌ハラスメント”ってまさに、父親を表しているなと思って」