■“笑いながら”ウクライナ女性へのレイプについて話す場面も

ロシア兵による性暴力も深刻化しています。4月12日のリトアニア議会でウクライナのゼレンスキー大統領は・・・

ゼレンスキー大統領
「数百件のレイプが報告されている。被害者の中には少女や幼い子ども、さらには赤ん坊までもいる」

ウクライナ内務省顧問が4月11日に公開したのはキーウ近郊の町、マカリウの民家の映像です。

撮影者
「この部屋で彼女は辱められ、虐待され、拷問されました」

映像には、床に敷かれた布団やベッドに血痕が映っていました。

撮影者
「ひどすぎる・・・」

被害に遭ったのは、隣に住む女性だといいます。

ウクライナ内務省顧問のコメント(Facebookより)
「1人の侵略者(ロシア側兵士)が彼女を隣の家に連れ去り、レイプし虐殺しました。拷問が何日続いたのかわかりません」

ウクライナ保安庁がツイッターで公開した「ロシア兵と家族の電話音声とされるもの」では、兵士がレイプを認めています。

▼ロシア兵と家族の電話音声とされるやりとり
ロシア兵:この間、戦車部隊員3人で16歳の女の子をレイプした
女性:誰が?
ロシア兵:3人の戦車部隊だ。16歳の子を!
女性:ロシア兵が?
ロシア兵:そう

また別のロシア兵と妻のものとされる音声では、笑いながらウクライナ女性へのレイプについて話すものもあります。

▼ロシア兵と妻の電話音声とされるやりとり
妻:ウクライナの女をレイプしていいよ。私は何も知らないことにする(笑)
ロシア兵:レイプしても君には言わないってことだね
妻:そう、私は何も知らないってこと(笑)
ロシア兵:いいのか?
妻:レイプを許すからコンドームはしてね(笑)

ロシア兵の「性暴力による妊娠」も大きな問題になると、ウクライナで活動する弁護士は指摘します。

ウクライナで活動する人権弁護士 マトベイチュクさん
「避難先のポーランドでは裁判で犯罪が証明されないと中絶ができません。なので中絶など医学的処置のためにポーランドから違う国へ向かわせたケースもすでにあります」