8月の記録的な大雨で、熊本市中心部では住宅などへの浸水が相次ぎました。
専門家は、都市部特有の水害「都市型水害」であると指摘しています。
どんなリスクがあり、どう備えたら良いのでしょうか。
川は氾濫していないのに…

記者「午前2時です。下通アーケードは足首まで浸水しています」
8月11日未明、近くを流れる白川は氾濫していないにも関わらず、道路や建物は水に浸かっていました。

短時間で多量の雨が降り、下水道や雨水管などの排水能力を超えたことで起きた「都市部の内水氾濫」です。
熊本大学 張浩教授「東京とか大阪のイメージは強いと思うが、建物が密集し、道路が舗装されているところに発生する災害なので熊本市も当然、都市型水害がいつ発生してもおかしくない」

熊本大学で防災水工学について研究している張浩教授は、今回の熊本市中心部での被害は「都市型水害」であると指摘します。
張教授が開発したシミュレーション模型を使って、都市型水害の特徴や原因を見ていきます。
