アメリカ海兵隊の輸送機『オスプレイ』が日米共同訓練に参加するため、16日午後、3年ぶりに北海道に飛来しました。
札幌東区の住宅街の上空に姿を現わしたのは、沖縄にあるアメリカ海兵隊の普天間基地に所属する輸送機『オスプレイ』です。
宮形徹カメラマン
「午後2時です。アメリカ海兵隊のオスプレイが丘珠駐屯地に到着しました」
北海道にやってきたのは、3年ぶりです。
9月11日から全国で行われている日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン25」に参加するためで、恵庭市や千歳市などにまたがる大演習場のほか、北海道東部、別海町にある矢臼別演習場や計根別着陸場での訓練に参加します。
過去には国内外で死亡事故も起きていることから、駐屯地の近くでは市民団体が反対集会を開きました。
北海道憲法共同センター 小室正範事務局長
「20万人以上の人口がある(東区の)上空を飛ばしていいのか。この演習自体を中止してもらいたい」
オスプレイは、9月25日までの訓練期間中、合わせて3機が飛来し、丘珠駐屯地を整備拠点として利用するほか、道内各地の訓練に参加する予定です。