「米・中リード」の一方で日本には“障壁”

すでに、自動配送ロボットは世界中で動き出している。

▼米国「スターシップ」Starship Technologies
▼米国「サーブ」Serve Robotics
▼中国「小蛮驢(シャオマンリュ)」アリババグループ
▼日本「デリロ」ROBO-HI
▼日本「ハコボ」パナソニック
▼日本「ロンビー」LOMBY

日本でも実用化に向けた動きは加速しているものの、「特にアメリカと中国が進んでいる」と話すのは、経済産業省米州課長などを歴任した細川さんだ。
日本が出遅れる理由は、“障壁”だ。

『明星大学』教授 細川昌彦さん:
「社会実装するための規制が道路交通法。日本もやっと2023年に改正されて、低速(最高時速6km以下)の小型だけ緩和されて公道が走れるようになった。ただ、これだけではダメで、時速20kmまでの中速で、もっと大量に運べるものでないと配送コストを下げることはできないと思う。これから先は“ラストマイル配送”、商品が顧客の所に届く“最後の区間”が物流のカギになってくる」

(BS-TBS『Bizスクエア』 2025年9月13日放送より)