創業102年の老舗酒店「今田商店」(東京都中央区新川)で11日夜、「おおいたのおつまみと秋の酒を愉しむ会」が開催され、多くの常連客でにぎわいを見せました。

酒どころに続々集結

このイベントは、大分県東京事務所の池邉綾太郎さんと八鹿酒造(九重町)東日本支店の清水優太朗さんの会話から生まれました。清水さんの営業先である今田商店4代目・今田健夫さんの協力を得て、毎年秋に出荷される日本酒「ひやおろし」の発売に合わせて、初の“角打ちセッション”が実現しました。

午後6時すぎ、店内の角打ちコーナーには常連客が次々と訪れ、4種類のお酒と大分ならではのおつまみを楽しむ「八鹿特別飲み比べセット」(2500円)が提供されました。

セット内容は、かぼすの天然果汁を使った甘酸っぱいリキュールのソーダ割り、華やかな香りとすっきりした飲み口の日本酒「八鹿吟醸(桃)」、秋季限定の「ひやおろし」、そして人気の麦焼酎「銀座のすずめ」(かぼす割り)です。

清水さんと上司の花宮有恒東日本支店長がカウンターでお酒を注ぎながら、それぞれの特徴やおすすめの飲み方を来場者に丁寧に解説しました。

常連の小宮隆幸さんは、「かぼす酒のソーダ割りは初めてで、香りが良く飲みやすかった」と話し、山本智美さんは「最近、別府市を訪れて偶然イベントを知って参加した。銀座のすずめが好きだが、日本酒も香りとバランスが良くて気に入った」と語りました。