12日夜、アメリカのユナイテッド航空の飛行機が関西空港の滑走路に緊急着陸したことを受けて、国の運輸安全委員会は13日、航空事故調査官を現地に派遣し、トラブルの原因などを調べることにしています。

 関西エアポートによりますと昨夜7時すぎ、成田空港発、フィリピンのセブ島に向かっていたアメリカのユナイテッド航空32便が、関西空港のA滑走路に緊急着陸しました。

 国交省大阪航空局によりますと、飛行中に機内の貨物室で出火を示す警告表示があり、乗客と乗員、計142人全員が脱出し5人が軽傷です。

 (乗客)
 「焦げ臭い感じで、パニックになっていました」
 「怖いを感じる前にもう出されたというか」「機長が『Getout!』って言って、急いで出ました」

 これを受けて国交省は「重大インシデント」と認定し、13日午後には運輸安全委員会の航空事故調査官が現地に入り、関係者への聞き取りや機体の確認などを行う予定です。