石破茂総理の辞任表明を受け、閣僚として支えてきた岩屋外務大臣をはじめ、大分県内の政界関係者の反応を取材しました。
石破政権は去年10月の発足からおよそ1年で幕を閉じることになりました。側近として政権に加わった県選出の岩屋毅外務大臣は「最後までしっかり支えたい」と強調しました。
(岩屋毅外務大臣)「大変残念です。支える力が足りなかったことを申し訳なく思う。最後の1秒まで任務に全力を尽くします」
佐藤知事は「災害対応や物価高対策などこれまでの功績に敬意を表したい」とコメントしています。
一方、県内の政党関係者からは厳しい声も上がっています。
(自民党県連・阿部英仁会長)「こういう事態に至ったわけなので、この現実をしっかり踏まえた中で国民が何を望んでいるのか。将来構想をしっかり練ったうえで新内閣の誕生を望んでいる」
(立憲民主党県連・吉田忠智代表)「50日間の政治空白を生んだ。国民の生活は本当に厳しいのに多くの課題が山積する中で国会が機能を果たせていない状況がある」
(連立政権を組む公明党県本部・戸高賢史代表)「自民党には速やかに次のリーダーを選んで重要課題を前に進めていただきたい」
(日本維新の会 県総支部・三浦由紀幹事長)「自民党のドタバタで国政が停滞していたので、早く決断すべきだった」
(国民民主党県連・福崎智幸代表)「何が悪いか分析し、国民に納得してもらわないことには、誰が総理になっても舵取りは厳しい」。
(共産党県委員会・林田澄孝委員長)「参院選の結果は自民党全体に対する批判なので辞任は当然」
自民党は石破総理の後任を決める総裁選について、党員投票も含めたいわゆる「フルスペック」で実施する方針を固めました。告示は9月22日、投開票は10月4日で最終調整が進められています。