「練習すればするほど絶対に上手くなる」勤務時間の合間に訓練
大阪府警本部の通信指令室には、府内全ての110番通報が入ります。その数は1日で3000~3500件。約25秒に1件、通報が来ている計算になります。
膨大な通報に素早く正確に対応することが求められる指令室員。勤務時間の合間には、訓練を行っています。取材した日は、走行中の列車内で殺傷事件が発生したという想定です。
(上司)「この110番が入りました、指令してください」
(角田綾香巡査長)「現在、青葉駅付近にて殺人様事件入電中。防刃チョッキ・防刃手袋の完全着装。受傷事故防止に十分配意したうえ、被疑者の確保に当たれ」
角田さんはまず容疑者の確保を指令しましたが…
(大阪府警・通信指令室 小木寛史警部)「これ指令するとき、何がテーマかな?何をせなアカンかって言ったら、人命が最優先。119番通報と避難誘導をまず(指令する)。その次に、やっと犯人の確保、被疑者の確保やな」
“初動捜査の司令塔”として現場の警察官に何を伝えるべきか。常日頃から研鑽は欠かせません。
(角田綾香巡査長)「練習すればするほど絶対に上手くなるので。自分はまだここ足りてないんだなとか、そういったところも分かるので、訓練はすごく重要だなと思います」