「党4役」が相次ぎ辞意
一方で逆風と言えるのが、自民党内で役職を持つ「党4役」の動きです。
党の実質ナンバー1とも言われる森山裕幹事長、そして鈴木俊一総務会長・小野寺五典政調会長・木原誠二選対委員長の4人、つまり“石破総理の仲間たち”が次々に辞意を表明したのです。進退は総理に預けている状態のため、現時点ではまだ辞めていません。
武田氏はこの動きに、「ドミノ辞意なんて言葉は今まで聞いたことない。普通は辞任ドミノって言うんですよ。辞意だけというのは茶番劇、猿芝居などと言われてかなり評判が悪いんです」と後ろ向きな評価です。
そうした中、複数の政府・与党関係者によると、石破総理本人は、追加の経済対策を関係省庁に指示する方向で検討しているということで、「現金一律2万円給付」(子どもや非課税世帯には4万円給付)案は見直す方針です。