「トランプ関税」めぐる動きが追い風に?

 総裁選前倒しへの意思が固まっていない議員らの判断材料になりそうな動きが2つあります。1つ目は「トランプ関税」です。

 7月に合意済みの内容について、トランプ大統領が大統領令に署名したことが日本時間5日朝に発表されました。自動車関税は現在の27.5%から15%に、相互関税については▽15%未満の品目は15%、▽15%以上の品目は上乗せなしとなることが盛り込まれました。これを受け、5日は株価の上昇も見られました。

 また、石破総理からトランプ大統領へ、以下の内容の親書を送っていたことも明らかになりました。

 「トランプ大統領とともに日米関係の黄金時代を築いていきたい。そしてトランプ大統領をぜひ日本にご招待したい」

 一つ実績を残したとも言える今回のトランプ関税に関する動きは、石破総理にとって追い風となるかもしれません。