働く人のホンネは?“会議室作り”に注力した企業も

クラウド会計ソフトの開発を行う企業は、新型コロナが猛威を振るい始めた2020年にフルリモートを導入しました。しかし、感染状況を踏まえながら段階的に出社日数を増やし、現在は原則、週5日出社となっています。

テレワークから「出社回帰」した理由。

フリー 総務部門マネージャー 豊村麻美さん
「ちょっと声をかけて済むような質問でも、都度ミーティングをセットしないといけない。そうなると事業のスピードが落ちてしまう。そこに課題を感じていた」

社員からの評判は、上々のようです。

前職がフルリモート
「(テレワークは)隙間がなく、ウェブ会議が敷き詰められがち。今は会議室の移動がある。あれ最高に良いなって思って」

入社2年目
「(理由があれば)上長に言えばリモートできる環境ではあるので、そこまで不便せずって感じ」

さらに、出社して会議をしたくなる“会議室づくり”にも注力。こちらは“駄菓子屋”をイメージしたそうです。

社員
「駄菓子があるからこそのコミュニケーションが生まれるかなと思う。そこから話が広がったりとかも」

直近の1年間でテレワークをしたことがある人の割合は、国交省が調査を始めた2021年が最も高く、その後は右肩下がりで推移しています。

「出社」か「テレワーク」か。あなたが希望する働き方は?

週5日出社メーカー(30代)
「リモート派です。出社するまでに化粧したり、準備にすごく時間がかかる」

週5日出社イベント関係(30代)
「出社派ですね。働く時と休む時の『ON』『OFF』をつけたい」

週5日出社メーカー(50代)
「(テレワークは)ただ業務をこなすという意味ではいいが、会社が発展していく上では足りないことがある気がする」