経営するのは井川正志さん45歳です。

「昭和が残ってる場所を探しがち。スナックの看板とか、そういうとこが好き。(家族と旅行行っても?)そう、ちょっと迷惑がられてる。でも自然とそういうとこ行ってしまう。」
大阪府出身の井川さんは2007年、27歳で石川県金沢市に移住し、インテリアショップなどを展開するファーストビルディングスを創業し、現在では県内外で5店舗を運営しています。

「このお椀、被災地のもの。内側にその人の名前が入ってる。これは倒壊しかけている蔵の中に入ってその人とスタッフとみんなで一回出して選別して買い取ったもの。」
能登の器との出会いは3年前。コロナ禍をきっかけに珠洲での事業を展開するため空き物件を探していた時でした。

「空き家に入った時、残置物が貸したり借りたりする時に邪魔になってると聞き、自分たちからすると残置物は魅力的に見えて昔の食器、色んなものがあってかわいいなと言いながら見てた。これなくなったらもっと利活用できるんだけど、と聞いて買い取ります。と言ったところからスタートした」