軍事パレードのあと、プーチン大統領と金正恩総書記が会談しました。
会談場所に向かうプーチン大統領と金正恩総書記。互いに譲り合うような様子で一緒に乗り込んだのは、ロシアの大統領専用車です。
会談の冒頭では…
ロシア プーチン大統領
「両国関係は最近、特別な信頼に満ちた同盟関係の性格を帯びてきた」
北朝鮮 金正恩 総書記
「“兄弟”の義務として、ロシアを助けるためにあらゆることをするつもりだ」
プーチン氏は、ウクライナの越境攻撃を受けたロシア西部クルスク州での戦闘に、北朝鮮が兵士を派遣したことに謝意を表明。金正恩氏は今後も支援を続ける用意があると強調しました。
会談では、両国の軍事協力を含めたさらなる関係強化について協議が行われたとみられます。
(Q.モスクワ支局長の大野さんに聞きます。ウクライナ侵攻が続く中、ロシアと北朝鮮の接近が目立っていますね?)
中国で行われた首脳会談で改めて両国の蜜月ぶりを見せつけた形です。会談はおよそ2時間半行われ、ついさきほど終了しました。今回の会談のポイントは、プーチン大統領がこれまで前面には出してこなかった「同盟関係」という言葉を使ったことです。プーチン氏としては世界が注目するこのタイミングで、一歩踏み込んだ表現により北朝鮮との関係強化をアピールしたと言えます。
(Q.プーチン大統領の今回の中国訪問にはどんな狙いがあるのでしょうか?)
プーチン大統領は中国に4日間滞在していて、侵攻中の外遊としては異例の長さです。この間に習近平国家主席やインドのモディ首相ら15か国の首脳と会談し、積極的な外交を展開しました。ウクライナ和平に向け、アメリカのトランプ大統領がロシアへの圧力強化も示唆する中、プーチン氏としては友好国との連携を強め、今後の議論をロシアに有利な形に持ち込みたい考えとみられます。
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