参議院選挙敗北の総括を受け、2日、自民党の森山幹事長ら党の執行部4人が一斉に辞任する意向を明らかにしました。

総裁選前倒しの是非を問う手続きに入る中、自民党宮崎県連会長の古川禎久衆院議員は、「臨時総裁選で自民党の再起に向けた議論をすることが必要」との考えを示しました。

(自民党 森山 裕 幹事長)
「選挙結果の責任を取るべく、幹事長の職を退任させていただきたいと思う」

自民党は、2日の両院議員総会で参院選の敗因を総括。
総会のあと、森山幹事長ら党の執行部4人が一斉に辞任する意向を明らかにしました。

参院選総括委員会の委員として総括の取りまとめに携わった、自民党県連会長の古川禎久衆院議員は。

(自民党宮崎県連会長 古川禎久衆院議員)
「国民の信任が得られなかったという結果に対する政党としてのけじめのつけ方だと思います」

一方、石破総理は自身の進退について当面は続投する考えを示しています。

(自民党宮崎県連会長 古川禎久衆院議員)
「やれ石破おろしだとか、自民党の党内抗争だとか言われることが多いが、決してそんなことではないと思う。自民党の再起のためにみんなで議論する場面が必要だと思っていて、それが臨時総裁選だと思う」

自民党は、総裁選前倒しの是非を問う手続きに入り、前倒しを求める党所属の国会議員と都道府県連に対し、8日に意思確認の書類を提出するよう求めています。