専門家「東京都心でも43~44℃の日が出てくる可能性」

日比キャスター:
このままだと地球はまずいですよね。

本杉記者:
気象庁の予測では、このまま温暖化対策をしない「最悪のケース」の場合、21世紀末は20世紀末に比べて気温が4.5℃上がり猛暑日も17.5日増えると予想されています。

気候変動に詳しい、東京大学未来ビジョン研究センターの江守正多教授は「東京都心でも43℃や44℃の日が出る可能性がある」としています。

日比キャスター:
今、40℃と言われると「まさか」と思いますが、このまま続いてしまえば最悪のケースで、43~44℃になるということですね。まるで日本ではないみたいです。

南波キャスター:
15、16年前に自分が高校野球をやっていたときに、30℃を超えたら相当暑く感じ、35℃なんてとんでもないと思っていましたけど、今は当たり前のように35℃じゃないですか。

日比キャスター:
28日の東京の最高気温は33.9℃でしたよね。ようやく秋が近づいてきたのかしらとワクワクしましたが、過去の気温と比べるとこれでも高いですよね。

本杉記者:
10~20年前の都心の夏は、最高気温の平均で見ると29℃くらいでした。2025年は現時点で、最高気温の平均が32.2℃なので、日本の夏が急激に暑くなっているということがわかります。

日比キャスター:
ですから、夏の常識や私達の気温の感覚すら変わってしまっているということですよね。

南波キャスター:
注意しないといけない暑さですが、34℃だとまだまだ大丈夫かなと思ってしまいます。その感覚もちょっとズレてきたというか、変わってはいますよね。