小泉大臣「一議員として考えたい」

政権幹部は「大臣・副大臣・政務官で総裁選“前倒し”に賛成する人は辞めてもらってからの方が良い」と、けん制する姿勢を見せていますが、神田潤一法務大臣政務官は28日、現時点では政務官を辞任してでも賛成する意向をあきらかにしました。

神田潤一 法務大臣政務官
「法務大臣政務官を辞任しても、今回の総裁選挙の前倒しでリセットして、自民党の再生のためにリスタートしていく。それが国民のためになっていく」

総裁選の前倒しを求める際、氏名が公表されることにも疑問を呈します。

神田潤一 法務大臣政務官
「石破総理・総裁“続投側”の政局と私は捉えて、今回(そう)感じてしまっていて。重要な政策をきちんと国民の理解を得ながら進めていくという状況からだんだん遠ざかっている」

内閣の一員である小泉大臣は、自身の対応に含みをもたせました。

小泉進次郎 農林水産大臣
「今後の総括がどのようなものになるのか、まずはしっかりと私も一議員として、その総括を受け止めたうえで、今後の対応を私自身も考えていきたいと思います」

今後の日程 重要政策の議論はまだ先に?

藤森祥平キャスター:
参院選から1か月以上たって、自民党は来週(9月2日)ようやくこの選挙の敗北の責任を示すということです。これを踏まえて、再来週(9月8日)に総裁選の前倒しをするかが判明するという状況です。

秋の国会を前に、“待ったなし”の物価高対策をはじめとした重要政策の議論が進むには、まだ時間がかかりそうです。