今年度産のコメの生育状況について共有する会議が開かれ、コメの生育状況示す「登熟」はおおむね順調なものの、コメの胴割れに注意が必要なことが共有されました。

この会議は、稲の刈り取りが本格化する前に、コメの生育状況を把握し、品質を保とうと毎年この時期に開かれています。

今年は気温が高く雨が少なかった影響で、一部の地域では渇水となりました。しかし、コメの生育の進み具合を示す「登熟」は県内はおおむね順調に進み、籾の中に養分が蓄えられていることが確認されました。

一方、今後はコメに亀裂が入る「胴割れ」の発生に注意が必要だということです。

またあさって(30日)から来月1日にかけて気温が高くなることから登熟が急激に進むことが予想され、稲の刈り取りを始める時期を前倒しする必要性が確認されました。

県農林水産部 佐藤隆士 技術戦略監(兼)次長「全体としては(コメの収量は)期待できるのかなと考えています。つや姫についてはまだ水が必要ですので、来月10日ぐらいまで水を確保しながら最後まで稲刈りを迎えてほしい」