要因2「道頓堀の立地」

 要因の2つ目として挙げたのは「ビルの立地」。

 ビルの南側は川と歩道に面し、他の雑居ビルが隣接する今回の現場。消防車が入れず、放水は一方向に制限されるほか、はしごを使っての進入・脱出経路が確保できないといいます。

 田中さんはこの立地を見て「正面からの消防活動が非常に難しいところがあります」と分析しています。