特集、昭和からのメッセージ。今年は終戦から80年の節目。今回は、旧日本軍の軍人として、およそ5年にわたり中国で戦った105歳の証言です。

鹿児島県の霧島市牧園に住む下原邦義さん。大正8年(1919年)生まれの105歳です。

Q.なぜ、そんなに元気?
(下原邦義さん)「みんなそう聞かれるんだけどね。別に心がけていることはない」

下原さんは現在独り暮らし。日用品の買い物は近くに住む息子夫婦が手伝っていますが、食事の準備や洗濯など身の回りのことは自分でこなします。

今なお元気な下原さんは、かつて日本軍の軍人でした。

(下原邦義さん)「祝いだ。命をかけていくのに酒盛りをしてさ」

今から84年前、日中戦争に出征直前に撮られた写真です。21歳でした。

Q.家族と離れるさみしさは?
(下原邦義さん)「なかった。名誉に思った」