秋の味覚の価格は上昇傾向か
この猛暑は秋の味覚にも影響を与えるようです。大阪市にあるスーパー「越前屋」に、平年に比べた価格予想を聞きました。
・マツタケ 400円ほど高い
・ナシ(幸水) 100円ほど高い
・カキ、クリ 上昇の見込み
・シイタケ 40~50円高い ※需要の上昇で価格に影響か
・秋鮭 4割~5割高い ※川や海の温度が高く、日本に遡上する鮭が少ない
一方で…
・カボチャ・サツマイモ・秋ナス 平年並み
・サンマ 2~3割安い ※北海道で豊漁
なぜここまで価格が上がってしまうか。日本は農作物などを本来は南から北へ産地の切り替えが順番にリレーされます。しかし、猛暑の影響で前倒しや遅れが生じてしまい、出荷時期がずれて、価格の波が大きくなるということです。
特に今年はナシ・ブドウ・カキなどの秋の果物は収穫が1週間~2週間早まる見通しで、旬もずれてしまう予想となっています。
流通経済研究所の折笠俊輔主席研究員によりますと、秋は台風の影響もあり数週間先の価格を予想しにくいということです。また、野菜は産地が切り替わるため長期的な高騰は少ないが、短期的な価格の変動は激しい特徴があるそうです。