熊本市は、中央区役所の保健こども課で釣り銭用に保管していた現金「つり銭準備金」を紛失したと明らかにしました。
保健こども課によりますと、この現金は、経済支援を受けた「ひとり親家庭」が返済する際の釣り銭として準備しているものです。

普段は2万5000円を金庫に用意していますが、5月分の報告をするため6月3日に確認したところ7000円しかなく、1万8000円の不足が判明しました。
金庫は原則として一般の人が立ち入れない場所に置いていて、鍵は課長と課長補佐がロックのかかる引き出しで管理していたということです。

保健こども課は、周辺を探すなどしましたが発見できなかったため、6月13日に被害届を提出し、警察は窃盗事件として捜査を進めています。
保健こども課は今後、毎日、複数の人で残高を確認するなどの再発防止策をとるとしています。