8月の記録的な大雨での熊本市の対応を検証するため設置された第三者委員会が、今日(16日)初会合を開きました。
熊本市では、8月の大雨で、職員の手が回らず、市内を流れる坪井川と井芹川で水位上昇を知らせるサイレンが鳴りませんでした。また、ポンプ場の電気設備が浸水で故障したことなどで一時的に排水できなくなりました。

第三者委員会は、熊本市職員の対応が、被害拡大にどれだけ影響したかを検証するものです。
委員会は「サイレンの運用体制」と「排水機場の稼働状況」を検証する二つに分かれ、防災や気象の専門家を委員に選びました。

熊本市 大西一史市長「このような事案を二度と繰り返さないために、どのような形を取れば良いか、しっかり検証する必要がある」
二つの委員会とも報道陣に公開されたのは冒頭だけで、その後は「関わった職員が特定される恐れがある」といった理由で非公開で進められました。