北アルプスの涸沢を1人で下山していた大阪府の78歳の男性が20日、道に迷って動けなくなり、救助されました。

救助されたのは、大阪府枚方市に住む78歳の無職の男性です。

松本警察署によりますと、男性は、20日の午後、標高およそ2400メートルの涸沢を下山していましたが、日没のため動けなくなりました。

午後7時半前に、「道に迷ってどこにいるか分からない」と自ら110番通報し、県の山岳遭難防止常駐隊員が出動しました。

携帯電話の位置情報などをもとに、男性は、登山道から大きくは外れていない場所で発見されたということで、午後9時前に近くの山小屋に収容されました。

男性は、疲労はしているものの、けがはないということです。

男性は、18日に単独で松本市の上高地から入山し、この日は奥穂高岳から下山する途中でした。