“肩身の狭い思い” 『日本人ファースト』への共感
それでは、伊勢崎を生活のベースとする日本人は、どう考えているのか。
30代女性(伊勢崎市民)
「やはり皆さん、あるんじゃないでしょうかね・・・外国人に対する思いというか。今まで日本に来てくださっていた外国人とは違うな、というのを感じてるのかな。なんか日本語が通じなくなった」
確かに、声をかけた外国人から「私あんまり日本語わからない」「日本語がちょっとわからない」と返される場面が多々あった。

10代男性2人組(伊勢崎市民)
「外国人が多い地域だからこそ、外国人に対しての不満は溜まっていって…で、外国人が多い地域の日本人は、一層“日本人ファースト”の参政党を選んで、また結束が高まってじゃないですけど」
隣町から伊勢崎市に通勤をしているという男性にも話を聞いた。
――伊勢崎では“日本人ファースト”は響きやすいんでしょうか?
30代男性(みどり市在住・仕事で伊勢崎市へ)
「私は、めちゃめちゃ正しいって感じますけどね。他の地域の人たちよりも“日本人ファースト”の気持ちを身近に感じているからこそ参政党が強いのかなと」
外国人が増えたことで、日本人が肩身の狭い思いをしているんだ、と話す。

30代男性(みどり市在住・仕事で伊勢崎市へ)
「お店に行っても、私が1人で外国人の方が大勢だと、どんちゃん騒ぎしていたり、こっちは別に悪いことしているわけじゃないけど、こっちが逆に肩すぼめながら『すみません』ってよけたりとか。外国人の方の比重が多くなってきちゃうと
“郷に入っては郷に従え”みたいなのがちょっとずつ崩れてきて外国人の人たちのメインの庭みたいな感じになってきちゃってる感覚があるんじゃないかと個人的には思います」
この男性は、“日本人ファースト”に共感していると話した。
外国人の同僚がいるという男性にも出会った。
男性2人(高崎市民と前橋市民)
「同じ会社にカタカナの名前が入っている人っていうのはもちろんいます。言葉悪いですけど、どちらかというと労働力という扱いっていうか。プライベートでは会わないです」
外国籍の人たちの間で独自のコミュニティができていて、プライベートな関わりはほとんどないそう。
男性2人(高崎市民と前橋市民)
「外国籍の人が住んでいるってだけで、日本人は正直、『共生している』っていう認識はないです。やっぱ“日本人ファースト”と言われるとああそうだな、っていうのはあるかもしれない」
「もしかしたらプライベートで会ったら良いところも見えたりっていうのがあるかもしれないですけど、文化の違いもあるんで、そういうのは難しいかも」