TBS戦後80年特別番組『なぜ君は戦争に?綾瀬はるか×news23』の取材班は、鹿児島湾で深さ70メートルの海底に沈む飛行機を発見。
最新技術で機体を3D化すると、ある“悲劇”が明らかに…俳優・小関裕太さんが鹿児島で飛行機の謎を解き明かします。

「終戦の日」に落ちた飛行機を追え…最新技術で3D化

ことし7月、俳優・小関裕太さんが訪れたのは、鹿児島市の南部・喜入前之浜町。

小関さん
「とても静かな集落にやってきました。ここの沖に飛行機が不時着したそうです」

小関さんがここを訪れた理由は、ある『飛行機』の謎に迫るためです。取材班は、前之浜に住む住民の1人から、核心に迫る証言を得ていました。

ーー終戦の日に飛行機が不時着したと聞いたことがある?

前之浜の住民

「親父から聞いた話ではね、飛行機が落ちて親父が船から助けに行ってね、一人助けたっていう話は聞いたけどね」

真相を解き明かすため、取材班は海洋調査会社「ウインディー ネットワーク」の協力で海底に音波を出して届く時間の差から海底の凹凸を記録しました。

すると…

ウインディーネットワーク 杉本裕介さん
「羽根のように見えますね」

水深70メートルの海底に水中ドローンが向かうと…。

ウインディーネットワーク 杉本裕介さん
「あった!」「当たりかもしれない」

現れたのは…筒状の物体。コックピットとみられる場所には、操縦桿でしょうか。さらに「翼」らしきものも。

ウインディーネットワーク 杉本裕介さん
「間違いない」「見た感じ飛行機だと思います。機種までは分からないです」

暗い海の底でつかめなかった全体像を明らかにするため、鹿児島水産高校の協力も得てあらゆる方向から機体を撮影しました。そして、7868枚の写真を組み合わせて3Dモデルを作りました。