7800人が犠牲になった名古屋空襲。アメリカ軍の爆撃機B29の乗組員だった父親の戦争責任を考える、アメリカ人男性の複雑な思いを取材しました。
今年3月、ある男性の来日に密着しました。
(ボブさん)「不発弾の種類はなんですか?」
(記者)「焼夷弾です」
(ボブさん)「焼夷弾なんですね。アメリカでは(不発弾を)見たことがありません」

男性はアメリカ・ニューヨーク州に住む、ボブ・フレミングさん75歳。弁護士として働いたのち、アーティストとして絵画や映像制作を行っています。
ボブさんが訪れたのは、名古屋市中区のビルの屋上。目の前では、太平洋戦争時の不発弾の処理作業が行われていました。

(記者)「3月19日に父親は上空を飛行していた」
(ボブさん)「もしかしたら父が落とした爆弾かもしれない」