「友人を失う感覚がわかりました」

アメリカが無差別爆撃を行った戦争末期。今なお名古屋の市街地で見つかる不発弾が、その事実を物語ります。

ボブさんの映画には、父・ロバートさんが残した手紙のこんな言葉が…

「正直なところ、私が何に足を踏み入れたのか、ほとんどわかっていません。私たちの多くはそうでした。それが実際に起こるまでわからないものです。この取引で友人を失う感覚がわかりました。一日彼らが一緒にいて、次の日にはいなくなります」

「友人を失う感覚」「次の日にはいなくなる」それは、名古屋空襲で被災した森下さんにも…

(森下さん)
「昨日まで一緒に遊んでいた友達はみんな消えちゃった。虚無感や寂しさはいつも胸に突き刺さっていた」