■当時の世相を妖怪に
会場には、今年から展示された作品も。
山寺芭蕉記念館 学芸員 相原一士 さん「こちらは米沢出身の建築家・伊東忠太さんが大正9年10年ぐらいに当時の風刺画をまとめて出版された阿修羅帖(あしゅらちょう)というもの」

建築家としてはじめて文化勲章を受章した伊東忠太さんは、妖怪好きとしても知られていました。

当時の世相を妖怪に例えて描いた風刺画も数多く残されています。
こちらは、第一次世界大戦を表した風刺画です。

山寺芭蕉記念館 相原一士 学芸員「龍、もしくはドラゴンのようなものに描いていますけれども、戦艦を妖怪、怪獣として描いた作品として見られています」
山寺芭蕉記念館 相原一士 学芸員「ちょっと恐ろし気なものからユーモラスで親しみが持てるものまでいろいろあるかと思いますので、妖怪の面白さというものをご家族で会話しながら楽しんでご覧いただければと思う」

「妖怪博覧会」は、来月(9月)2日まで山形市の山寺芭蕉記念館で開かれています。