母から子へつながれる平和への祈り
今回の公演では、語り部たちが富山大空襲や、特攻隊として戦争を経験した富山の人々の話を伝えました。

1991年に富山高校演劇部の活動として始まった朗読劇。今は、卒業生らでつくる「とやま朗読劇の会」が主体となり開催していて、卒業生の子どもたちも一緒に平和への祈りをつないでいます。

中学2年生 中林琴音さん
「いつも好きなことを考えたり、お話したりしたい。でも、戦争はそれをじゃまするんだ!」
中学3年生 寺崎葉奈さん
「だから戦争を始めようとする人たちに、私は大きな声で『やめて!』と言うんだ」

公演を見た人は―
90代男性
「小学校6年の時に富山大空襲に遭いました。実感として朗読劇が本当に身につまされました」

40代女性
「戦争から年を経ると忘れて風化されていくような内容を、こうやって思い起こさせてくれるというか、大切なことを伝えてくれているなと思いました。頑張って続けてほしいなと思います」
