楽しいはずのお盆休みも今回は九州・中国地方の大雨で新幹線の運行に大きな影響が出ています。
ここ最近増えてきた「線状降水帯」など長く降り続く大雨。JR東海は、こうした大雨に対する運転見合わせの基準を見直そうと、愛知県小牧市の研究施設で実験を続けてきました。

(桜沢信司気象予報士)
「何ミリくらいの雨を降らせている?」
(JR東海 技術開発部 新美利典さん)
「1時間雨量200ミリまでの雨を人工的に降らせる事が可能」
(桜沢)
「1時間200ミリ!?日本記録も153ミリですよ」

ここで実験しているのは、前代未聞の豪雨実験。1時間に200ミリという、日本の観測記録をはるかに超える“ありえない大雨”を人工的に降らせます。まるで滝のような雨の中で、盛り土がどれだけ水分に耐えられるのか、徹底的にデータを集めていました。

(桜沢)
「雨の音がすごい!」
(JR東海 新美さん)
「昨今、雨の降り方がより激しくなっている。現状の盛り土がどのくらいの実力値を持っているかを把握をしようと」