なぜ桂島で海の家を?
8月5日、宮城大学では、学生たちが、イベントで配布するパンフレット作りや企画の打ち合わせなど本番に向けた準備を進めていました。開催まであと4日、代表の松田響弥さんは良いイベントにしようと意気込んでいました。

Brush 松田響弥代表:
「これからも桂島に行きたいなと思ってもらえるようなイベントにしたい」

塩釜市の離島・桂島の海水浴場は東日本大震災の津波で被害を受けましたが、2014年に再開。その後、海水浴客は8000人以上に回復しましたが、コロナ禍の影響もあり2023年にはおよそ1000人にまで落ち込みました。

こうしたことを受け、去年、桂島に父の実家がある当時2年生の飯野あゆ美さんが発起人となり、アイランドフェスを初めて開催。2日間のうち、1日は台風の影響で開催できませんでしたが、およそ200人が訪れました。

アイランドフェスの発起人 飯野あゆ美さん:
「第一回はなんとか桂島に住む人の力も借りて成功できたので島民も学生も後悔が残らない楽しい夏の思い出になれば」

今年はクラウドファンディングで去年をおよそ40万円上回る150万円の運営資金を得て、規模の拡大を図りました。一方で代表を引き継いだ松田さんは、成功に終わった前回を上回る内容になるか心配していました。
Brush 松田響弥代表:
「2年目というのは1年目のインパクトより薄れてしまうので、どう新しいことを取り入れて進化させるかが今年の一番の悩み」
イベントで島を盛り上げられるのか、学生たちの挑戦が始まります。「当日、頑張るぞ おー!」