荒川勉さん
「あのときは夏、かなり暑い時期でしたね…そうですね、気温がちょうど38度ありまして、その日の朝にいなくなりました。認知症ですよね」

泰子さんは7年ほど前、物の名前や意味が分からなくなる「意味性認知症」と診断されました。
行方不明になる前は症状が進行していたといいます。
介護に専念するため、荒川さんが仕事を辞めた矢先の出来事でした。

行方不明になった当日には、国道9号を歩いて、米子市から島根県安来市方面へ向かう泰子さんとみられる人が、防犯カメラに写っていました。
その後も荒川さんのもとには、泰子さんらしき人の目撃情報などが寄せられましたが、この1年はほとんど有力な情報は得られませんでした。