広島の原爆投下から80年。平和記念式典や原爆資料館を訪れた外国人からは、原爆の歴史について「自分の国で習ったこととは違う」という声がありました。私たちは原爆の記憶を世界にどう伝えれば良いのでしょうか。

原爆投下から80年 被爆の記憶を世界に

原爆が投下された午前8時15分、黙祷が捧げられました。

平和記念式典に出席した石破総理は…

石破総理
「『核兵器のない世界』の実現と、恒久平和の実現に向けて、力を尽くすことを改めてお誓い申し上げます。資料館の年間入館者は昨年度、初めて200万人を超え、そのうち3割以上は外国からの入館者となりました。日本だけではなく、世界の人々に被ばくの実相を伝えていくことも、私たちの責務です」

式典には、過去最多の120の国と地域の大使らが参列し、原爆を落としたアメリカの大使、戦闘が続くイスラエル、パレスチナなどの大使の姿もありました。ロシアからの参加はありませんでした。

広島・長崎に原爆が投下されてから80年。世界では今なお紛争が続き、6月にはアメリカがイランの核施設を攻撃。トランプ大統領は原爆投下になぞらえて、正当化しました。